出雲市議会は、本日から12月19日までの22日間、12月定例会を開催します。

この1年も、新型コロナウイルス感染症の影響やロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする不安定な国際情勢により、地方経済への打撃は大きなものとなりました。今定例会においても、国の物価・賃金・生活総合対策として追加交付される地方創生臨時交付金(電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援分)を活用した、中小企業者、福祉関係事業者、農林事業者、公共交通事業者等への支援に関する補正予算等を審議してまいります。そして、今後も国や島根県の動向もみながら、市議会としましても積極的に必要な取組みを進めていきたいと考えています。

また、9月議会におきまして、本市の今後8年間の基本指針を示す新たな出雲市総合振興計画「出雲新話2030」を定めることを議決しました。12月議会におきましては、具体的な基本計画が示されることになります。市議会としましても、多くの市民の皆さまの声が反映されるように積極的に議論していきたいと思います。

市内に目を転じますと、出雲大社を中心とする出雲市内の観光地への人出も目に見えて増加しています。年末、年始に向けてさらに街が賑わいを取り戻していくことに期待しています。新型コロナウイルス感染症の第8波への警戒の声も聞えてきますが、市民の皆さまにも、基本的な感染予防対策を徹底していただきながら、会食や旅行も楽しんでいただければと思います。

今秋は、出雲市議会として3年ぶりに、4常任委員会、4特別委員会ともそれぞれの分野の先進地視察を実施し、しっかりと調査研究を行うことができました。あらためて実際に見聞きすることの必要性を実感しました。この成果を今後に向けしっかりと生かしていきたいと思います。

市議会は、しっかりと市民の皆さまの声を市に届け、落ち込んだ地域経済活動の回復と、皆さまの生活が安定するように取り組んでまいりますので、引き続きご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

令和4年11月28日

出雲市議会 議長  萬代 輝正
副議長 伊藤 繁満

議長・副議長メッセージ(R4.11.28)