今年も残すところ10日あまりとなりました。今年1年を振り返りますと、昨年からの新型コロナウイルス感染症の拡大や7月・8月の大雨・台風災害など、さまざまな出来事があり、市民のみなさまも不安をぬぐいきれない毎日を過ごされたのではと思います。

 被災されたみなさまには、改めてお見舞いを申しあげるとともに、新型コロナウイルス感染症への対応や災害復旧にむけて、日々ご尽力いただいている関係者の皆さまには、心から感謝を申しあげます。

 市民お一人おひとりの感染防止対策の徹底やワクチン接種効果により、10月以降は新型コロナウイルスの感染状況も落ち着き、日常生活も取り戻しつつあります。また、市外からの観光客も増えつつあり、市内の観光業や飲食業をはじめとする地域経済も回復の兆しが感じられるようになりました。今後更ににぎわいが戻り、元気で活気のある出雲市となるよう、市議会としても後押しをしてまいりたいと思います。

 本日閉会しました12月定例会におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世代の生活を支援する「国・子育て世帯への臨時特別給付金」の支給経費を含む補正予算など、25議案について可決しました。こうした感染症による影響を受けた方への支援などが、迅速かつ適正に実施されるよう市議会全体で取り組んでまいります。

 市民の皆さまには、このコロナ禍の1年間、さまざまな面でご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。これから年末年始にかけて、久しぶりにご家族やご友人などにお会いされる方もいらっしゃると思いますが、引き続き、基本的な感染予防対策を徹底していただきながら、会食などをお楽しみいただき、よいお年をお迎えください。

 来年が明るく幸せな1年になることを願い、今後も市民の皆様が健康で安心して暮らしていけるよう全力で取り組んでまいります。引き続きご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

令和3年12月20日
出雲市議会 議 長  萬代 輝正
副議長  板垣 成二

議長・副議長メッセージ(R3.12.20)