出雲市議会は、本日、28日間におよぶ9月定例会を閉会しました。
今定例会におきましては、先般7月の大雨により被災された皆さまへの支援や災害復旧に関する補正予算等を承認・可決しました。また、被災者の皆さまからの支援制度の拡充についての要望を受け、市議会といたしましても、市へ申し入れを行い、この度新たな助成金の創設や助成金額の更なる拡充、また農地・農業用施設災害復旧事業に係る受益者負担金の免除についても実施されることになりました。8月の台風災害への支援も含めまして、今後とも被災地の復旧に向けての対応を推し進めてまいります。
なお、今定例会では、令和2年度の決算認定を行いました。市の財政は、今後、新型コロナウイルス感染症対策経費や大規模施設の建設事業経費などが予定されるなか、更なる財政健全化に向けて、引き続き、財源の確保や適正な予算執行に努めていく必要があります。財政状況については、市議会としてもしっかり注視してまいりたいと思います。
また最終日には、議員提案により「議第20号令和3年度一般会計第5回補正予算」と「議第21号 職員定数条例の一部を改正する条例」に対して、それぞれ附帯決議を付すことになりました。いずれも今後の市財政運営において、多大な影響を及ぼす案件です。市に対して、今後の事業の実施状況等について、しっかりとした説明を求めていきます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、ここ数日の全国の感染者数の減少と同様に、出雲市においても減少傾向にあります。一時は若年世代などへの感染拡大が懸念されておりましたが、市民の皆さまの感染予防対策の取組やワクチン接種の効果により、徐々にではありますが、感染拡大が抑えられていると感じています。引き続き、お一人おひとりが、マスクの着用、3密の回避、手洗いなど基本的な感染予防対策を徹底して行っていただきますようよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、被災された皆さまには、心よりお見舞い申しあげるとともに、市議会としましては、これからも市民の皆さまの生活向上に全力で取り組んでまいりますので、引き続きご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
令和3年9月27日
出雲市議会 議 長 萬代 輝正
副議長 板垣 成二