出雲市議会では、本日6月定例会が閉会しました。今議会では、新型コロナウイルス感染症緊急地域経済対策にかかる補正予算など25件の議案を可決しました。
 新型コロナウイルス感染症の患者数は、全国的に減少傾向にあるものの、いまだ収束が見通せない状況であり、市民のみなさまも不安な毎日を過ごされているかと思います。
 一方で、新型コロナワクチンの接種も本格化しています。6月24日現在、 市内の65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種率は、1回目の接種が 53.6% 2回目の接種が19.4%となり、明るい希望も見え始めています。
 今後、64歳以下の方を対象とした接種についても、基礎疾患のある方や高齢者施設等の従事者など、国が示す接種順位や市独自で検討した優先順位に基づき、有効に進められる予定です。接種の予約については、準備が整い次第、市からお知らせがあると思いますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。
 また、今議会において「シトラスリボン」を議員全員で着用し、「シトラスリボンプロジェクト」の啓発に取り組むことにいたしました。
 このプロジェクトとは、「たとえウイルスに感染しても、だれもが地域で笑顔の暮らしを取り戻せる社会にしたい」という願いから、愛媛県で始まった取組で愛媛県特産の柑橘にちなんだシトラス色のリボンを身につけて、思いやりの気持ちを表す活動です。
 出雲市議会では、議員全員でこの取組について啓発を行い、1日も早い感染収束を願うとともに、コロナ禍においても、差別や偏見のない笑顔で過ごせる出雲市となるよう願っています。

 今後も引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止にむけて市と連携協力し、市民の皆様が健康で安心して暮らしていけるよう全力で取り組んでまいります。ご理解とご協力をお願いいたします。

令和3年6月28日
出雲市議会 議 長 萬代 輝正
副議長 板垣 成二

議長・副議長メッセージ(R3.06.28)